2025.04.28

企画記録:「メラキ」の誕生の背景とコンセプトをお話します。

こんにちは。ミヤタです。

今回は、「メラキ」シリーズが誕生した経緯や、シリーズにこめた想いなどをお話ししていこうと思います。

モダンで洗練されたデザインにより、家庭のみでなくモデルハウスや特別感のある宿泊施設など、様々な分野で人気が高まっているメラキシリーズ。

このシリーズのテーマは、「モダンの中の懐かしさ」です。

モダンとは「現代的」や「今風」という意味を指す言葉ですが、それとは相反する要素である「懐かしさ」を組み込むことで、誰もが馴染みやすいデザインを追求しました。

世代や性別を問わず、幅広い方に愛される家具であってほしい。

そんな思いの結晶であるメラキが誕生するまでの経緯をお話します。

デザインの原点

現在はベッドフレーム・ベッドサイドパネル・デスクドレッサー・ミラーの4アイテムで展開しているメラキですが、実はシリーズを作るきっかけとなったのはデスクドレッサーでした。

当初、まだデスクやドレッサーといった商品がラインナップに少なく、商品として欲しいという声を多数いただいていたのです。

「新しさ × 馴染みやすさ」を目指して

昔ながらのドレッサーやデスクを考案しても面白味に欠けると考え、新しいデザインを求め試行錯誤していたときのこと。

「ただ目新しいデザインの商品を提案しても、お客様にとっては手に取りづらかったり、家の中に置く際に馴染みにくかったりするのではないか」という考えがよぎりました。

日本人にとって昔から馴染みのあるデザインはどういうものだろう?と考えた時に、思い浮かんだのが「縦格子」でした。

一見、和に寄り過ぎてしまいそうに感じますが、デスクドレッサー全体のシルエットをアシンメトリーにして特徴づけ、シンプルな直線で仕上げることで、モダンながらもどこか懐かしいデザインが誕生したのです。

メラキ デスク ドレッサー 正面

また、格子の部分にはオークの無垢材を贅沢に使用し、InRoomらしい素材感たっぷりのデスクドレッサーに仕上げています。

メラキ デスクドレッサー

シンプルな中に多くの工夫を

デスクとして使用しやすいように天板は広さをしっかりと確保し、ドレッサーとして使用するときのために化粧水などのボトルが収まる深さの引出しを設けています。

さらにヘアアイロンやドライヤーが使いやすい、2口コンセントもつけています。

また、ドレッサーにはミラーが欠かせないということで、シリーズのミラーも開発しました。 デスクドレッサーが直線的なデザインのため、ミラーは正円にすることでアクセントになりつつ、全体の雰囲気を柔らかくしてくれるよう設計しています。

もちろん、チェストの上やリビングの一角など、お部屋の様々な場所に移動させても可愛くお使いいただけるミラーです。

「メラキ デスクドレッサー」の詳細はこちら→
「メラキ ミラー」の詳細はこちら→

ベッドフレーム考案のヒント

デスクドレッサー、ミラーに続いて、シリーズのベッドフレームを構想していた頃。

ここでもメラキの一番の特徴である「縦格子」のデザインをメインに持ってくることになりました。

ただ、ここで生じた課題は、ベッドフレームという工夫できる場所が限られている商品で、どうやってモダンに見せるかです。

ベッドフレームに工夫を施せるのは、ヘッドボードくらい。

一般的な高さのヘッドボードにただ格子を入れるだけだと、いわゆる和風なベッドフレームになってしまうのです。

もちろんそれでも成り立つのですが、InRoomはナチュラルで上品な雰囲気が特徴のブランドのため、少しコンセプトが異なるように感じました。

綺麗に見せる小さな工夫

そこでなぜ違和感があるのか考えてみたところ、思い当たったのが「圧迫感によるもの」でした。

ヘッドボードの高さがあると、格子が全面に出てしまい圧迫感が生じてしまいます。

そのため、ヘッドボードを一般的な高さよりも低めに設定することで、すっきりとしたシルエットでお部屋を広く見せることに成功したのです。

さらに、床面を低めに調整できる構造にすることで、主張が強すぎず程よく抜け感のあるデザインが仕上がりました。

使いやすさも忘れない

脚は2段階調整可能にすることで、低床にすれば高級感あふれる雰囲気に、高めにすればお掃除ロボットが通ることのできる床高にすることが可能です。

それぞれのお部屋の雰囲気やライフスタイルに合わせて、調整いただけます。

「ベッドフレーム メラキ」の詳細はこちら→

ベッドサイドパネルでより便利に、より楽しく

InRoomのベッドフレームは、ベッドサイドパネルを取り付けてホテルスタイルを楽しめるモデルがあることが特徴の一つです。

メラキもその仲間で、シリーズのベッドサイドパネルを展開しております。

ベッドフレームをシンプルな構造にしている分、ベッドサイドパネルを追加することで利便性がアップします。

ナイトテーブルのようにスマートフォンや眼鏡、本などを置くことができたり、2口コンセントに充電器を指すことができたりと、実用性ばっちりです。

「ベッドサイドパネル メラキ」の詳細はこちら→

幅広いレイアウトを楽しむ

また、便利なだけではなく、ベッドサイドパネルを組み合わせることでレイアウトの幅が一気に広がるのも大きな魅力です。

シングル2台+ベッドサイドパネルでも、ダブルサイズ1台+ベッドサイドパネルでも。

ベッドフレームのみでは実現できない、多くのレイアウトを叶えてくれます。

是非、あなたのお部屋にぴったりのレイアウトを見つけてみてください。

多くの人に愛される家具を目指して

試行錯誤を繰り返し、たくさんの発想から要素を厳選してたどり着いた、現在のメラキの姿。

追い求めていたのは、性別も年齢も関係なく幅広い層に愛されるデザインでした。

実際に様々な場所に納品される様子を見て、自分のデザインを多くの方にお届けできる喜びを日々感じております。

家具は、選んでいただいた方の生活の一部になるもの。

メラキを選んでいただいた方の生活が、より満たされたものになることを祈っています。

InRoomデザイナー ミヤタ

InRoom-products-MERAKI「メラキ」シリーズ

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